うつ病に罹る前にチェック!病気の原因を特定できる

精神障害ごとの特徴

ハート

知っておきたい治療のこと

様々な種類に分けられる気分障害のうち、代表的な病がうつ病です。正義感が強く完璧主義の人がストレスを抱えて発症することが多く、脳のエネルギーが非常に少なくなっている状態です。併せて身体的な問題も発生します。異常なまでの気分の落ち込みが2週間以上続くかが、チェックポイントの一つです。これよりも比較的軽い状態の病が、気分変調性障害です。慢性的に軽いうつ状態が続くため、病気に気付かないことが多く、治療開始が遅れることが多々あります。身体症状が重症なあまりに精神症状が表立たない病は、仮面うつ病と言われます。動機息切れ、頭痛、胃腸障害などの身体症状によって正しい診断が付きにくく、病の発見が遅れがちです。そして、近年若い世代で増加傾向にあるのが、非定型うつ病です。仕事中や楽しいことでは明るく過ごせていても、夕方以降に気分の落ち込みを感じます。いわゆる「いい子」タイプで、他人からの評価を気にして大きくなった女性が発症しやすいと言われています。強い疲労感があり、手足が鉛のごとく重く感じるかどうかがチェックポイントの一つです。これと同じく増加傾向にある病が、季節性うつ病です。秋以降に気分が落ち込んでいき、2月頃にピークを迎えます。食欲と眠気が増すため、体重と睡眠時間が増えます。それから、抑鬱状態に加えて一定期間躁状態が襲ってくる病が、双極性障害です。?型と?型があり、後者は躁状態が軽いです。躁状態とはエネルギー全開になっている状態で、何でもできるような気持ちになっています。あまりにもパワフル過ぎて社会と歯車がかみ合わなくなり、社会的立場が危うくなる可能性があります。うつ病の診断には、世界中で活用されているチェックシート2種類のいずれかが使われることが多いです。一般人向けにも多くのサイトでチェックシートが掲載されているので、受診前に利用してみるといいでしょう。治療は薬物療法を基本に、認知療法や認知行動療法などの精神療法を組み合わせると良いとされています。しかし、精神療法は保険外診療となることが多く、まだまだ一般的ではありません。薬は精神障害の種類ごとに相性が違うので、診断には慎重さが要求されます。ただ、多くの精神障害には抗うつ剤が適用されます。患者に合う薬を処方するのが理想です。抗うつ剤はすぐに効いてくるものでもなく、副作用もやや強い傾向にあるため、少し我慢して飲み続ける必要が出てきます。薬の成分を一定量体内に留まらせることで効果が期待できるので、毎日決まった時間に飲むことが大切です。また、治療の効果が現れて、すっかり治ったと感じても、症状をぶり返すことが多々あります。ですから、薬は何年も飲み続けるものだと認識しておいてください。認知療法や認知行動療法は、ネガティブに考えがちな思考を、ポジティブに持っていくよう練習を行う療法です。物事の見方は一つではないことを知り、多角的に捉えられるようになることでストレスを溜めにくくなり、病の解消を見込める他、再発も予防できます。仕事を続けながら治療するのは可能ですが、回復には休養が重要です。特に重症の場合は何も考えずに済む時間を確保するために、休職したり入院したりすることも大切になります。